ネイチャーゲーム自然教室
子供どもゆめ基金助成事業・いしかわ自然学校事業


【ザリガニ王国のヒ・ミ・ツ】

ザリガニをキーワードに命のつながりを感じよう

実施日:2006年10月7日(土)
場所:金沢市夕日寺健民自然公園

主催:石川県ネイチャーゲーム協会



あいにくの天気でしたが10組28名の親子が参加してくれました。




アイスブレークゲームで体を動かし和やかな雰囲気を作り




動物や植物、環境などのカードを胸につけて関係のある人と手をつなぎひとつの輪を作る「ネイチャーループ」をしました。



身近な生きものや身近な自然のつながりをみんなで考えてひとつの環ができました。


カメラマンも一緒に入り込んでしまい写真を撮り忘れてしまいました(^_^;)これはイメージです。


次はグループ分けして4つのグループで協力する「動物ヒントリレー」です。



チームから順番に生きものの絵をカットしたピースを1つずつ取りに来て、ここに隠れている動物を当てます。



今回は5つの生き物が隠れています。さてこれは何??
みんな答えを当てたところでピースを組み立てて確認です。



5つの生きものは「ザリガニ」「カメ」「オタマジャクシ」「カモ」「メダカ」。簡単だったかな。



この生きものはこの夕日寺健民自然園のトンボ池の周りに生きている生き物だよ。


雨も多少小降りになったので、トンボ池へ行ってザリガニ釣りに挑戦しよう。



餌のつけ方や釣り方、注意事項を聞いて早速挑戦です。

釣れるかなぁ。



おっ、いたぞ!!食いつくまで待って




よし今だ!!



やったね。




ザリガニだけではなくカメもいたし、タガメやアメンボウ、周りには蝶やトンボ、蜘蛛もいましたね。





お昼ごはんを食べてからはお話を聞いて生き物を想像し絵を書いてみる「ミステリーアニマル」です。
お話を聞きながら想像力を働かせて



わかった、きっとこんな生きものだよ。




正解は私です。




お話の中に出てきた足の数やお腹の様子を確認してみよう。



ザリガニのおしっこが出るところは目の下だったり、メスにはちゃんと卵を産む所があり、オスにはオチンチンもあるんだね。
良く見ると不思議な所がいっぱいのザリガニでした。


今度は朝1番にやった「ネイチャールプ」を思い出しながらザリガニやカメやヤゴ、トンボなどの生きものや周りの草や木など色んなつながりを考えてもらいました。
それをみんなが思う理想のトンボ池として作ってみようと「トンボ池の設計図」をしました。

今回は小さい子も多かったので用意したトンボ池に色んな生きものや植物などのイラストを切って貼ったり足りない部分は自分で書き足したりしながら理想のトンボ池を創作してみました。



カマキリの餌は何とかここに草がないとトンボが卵を産めないねなど家族で相談しながら思い思いに作っていきました。





作った設計図をみんなで見せあった後、ザリガニの絵本を読んでもらいました。



釣ったり触ったり絵を描いたりしたザリガニの話だからみんな食い入るようにお話を聞いていました。


最後に夕日寺自然園のトンボ池の現状をお話しました。



夕日寺のトンボ池では石川県に生息するトンボの半数近くも確認されヤゴも大事に守られてきました。

けれど、いつの間にかザリガニが増えてヤゴが食べられています。

ザリガニが増えて困ったなぁと思っていたら、今度はザリガニもヤゴや水中昆虫など何でも食べるブラックバスという魚が住み着きザリガニもいなくなった池もあります。

ザリガニもブラックバスも自分でバスや飛行機でやってきたわけでもないのにいつの間にか住み着いてしまい、今まで住んでいた生き物が減って自然や周りの環境が変わってきています。

自然の中ではいろんなつながりがあってみんなが生きているけど、いろいろな理由で自然が変わってしまうことがあります。

その原因を人間がつくっていることもあることや、そうならないために守りたいことに今回気づいてもらいたいと思います。





Update by:2006.10.08 とりのなくぞう

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